ギャッベのお手入れ方法

ギャッベのお手入れ方法

ギャッベ(ギャベ)のお手入れ方法~ 
ギャッベを購入した方へ

目次

1.ギャッベの掃除機のかけ方


・掃除機をかける時のコツ

✖毛足が痛むのでゴシゴシこするようにかけない。
〇ギャッベの毛の流れに沿ってやさしく掛けます。

日常のお手入れは掃除機をかけるだけです。ギャッベに限らず、上側から下側へ向かって(撫でた時毛の流れがスムーズな向き)、または横方向に掛けますと、掃除機がスムーズに動きます。掃除機はゆっくりと動かした方がゴミがよく吸い取れます。時々で構いません、ギャッベをめくって、床、そしてギャッベの裏面にも掃除機をかけてください。たまに見ると案外ゴミが入り込んでいますので、それをきれいにしておくことでギャッベが長持ちします。


・ギャッベにはどんな掃除機がいいの?

ギャッベに回転ブラシ付掃除機の使用を禁止しているお店もあるようですが、ギャッベの毛足を強い力でかき取ることで、ギャッベが痩せるのを防ぐためには掃除機のヘッドに回転ブラシが無いものを使うのがベストです。ただ、この為に掃除機を変えたり用意するのは生活の負担、ストレスになると思います。お持ちの掃除機が回転ブラシがあるタイプでしたら、フローリング用のヘッドのほうを使用して下さい。あわせて、床モードや弱モードにして吸引パワーを落とせば、毛足の痩せ方がだいぶ違ってくると思います。また、経年劣化については人によってそれぞれ違う捉え方になると思います。手間がかかっても大事にされたい方は掃除機を揃えるも良し、普通に使いたい方は普段通り掃除しても良し、ちょっと気にしたい方はかけ方の工夫をすれば良し、ギャッベは生活を楽しくするものですから使い方も自由でいいんじゃないかと思います。


・ギャッベにコロコロテープは使える?

✖コロコロテープで、ギャッベの毛が抜けてしまいます。使わないでください。


2.ギャッベのケアこんな時は?

・ギャッベって天日干しは可能?

可能です。湿気をとる目的で行います。年に1回、数時間程度なら色褪せはしません。ジメジメ湿度の高い日が続いた後などに、両面を干して乾かす感じで行なって下さい。お布団のような感覚で、頻繁に天日干しをすると色褪せしますので気を付けてください。


・ギャッベのダニ対策は?

ギャッベに限らず、掃除機をこまめにかけて清潔にしておくことが基本です。ダニは60度ですぐに死滅すると言われていますので、気になる時には60度を目安にアイロンをかけてみて下さい。ギャッベは湿気を嫌うのでアイロンのスチームはオフにして、ドライの設定でかけるようにしてください。アイロンをかけた後は掃除機をかけて吸い取ります。


・ギャッベの湿気対策

乾燥したイラン発祥のギャッベは、湿気が苦手です。湿っぽい天気の時などめくって風を通すか、除湿をしてください。湿度が高いとウールの匂いが感じられるような事もありますが、乾燥すればまた匂いは無くなります。


・ギャッベは床暖房やホットカーペットにも使えるの?

はい、当店のギャッベは床暖房やホットカーペットにも使って頂けます。


・コーヒー、紅茶などをこぼした時

時間が経つと落ちにくくなってしまいます。すぐにこぼしたものをタオルやペーパーで拭き取って、まだ色が残っている場合には、その部分だけ水洗いします。


・シミになった場合

ご家庭で対処してもシミが残ってしまった場合、絨毯クリーニングに出します。シミの程度によりますが、水洗いクリーニングでも落ちたり、薄くなります。染み抜きを入れてもらうとキレイに除去されますが、それなりに料金がかかるのと、やり過ぎると溶剤によってウールが痛みますので、程々にとどめておくのが良いと思います。


・ペットが吐いた、おしっこをした

胃酸や尿のアンモニアによって、色が変色してしまうことがあります。ざっと拭いた後に、早めに部分的な水洗いをして下さい。


・ペットを飼っている場合

天然素材のウールは感触が良いので、ワンちゃん猫ちゃんにとって居心地の良い場所です。猫が爪を研いだり、犬が掘る動きをしたり噛んだりしますとギャッベが切れたり破れたりしてしまいますので、そうならないように、代わりとなる用具等で気をそらすなどして、気を付けてください。


・抜け毛、遊び毛対策は?

ギャッベの抜け毛について、残念ながら軽減する方法はありません。こまめに掃除機をかけつつ気長に抜け毛が少なくなるまで付き合っていくようになります。使用状況などにもよりますが、使っている方々のお話から、おおむね1年半程度で減ってきたと実感されるようです。ギャッベは織目が粗いものほど抜け毛が多いので、悩みたくない方は織目の細かなギャッベを選んでください。オリエンタルムーンでは遊び毛が出にくくする工夫をしたオリジナルブランドの「ホシナマイ・ギャッベ」を企画販売しています。お客様から抜け毛で悩むお声が無くなり好評をいただいております。


・ギャッベの飾り房(ボンボン)を取り外したい

四隅についてるギャッベの飾り房(ボンボン)は、完成したギャッベに後付けで付けられていますので、洋服のボタンのように留め糸を切れば簡単に取り外せます。


3.ギャッベの洗濯・クリーニングについて

・ギャッベの水洗い、ご家庭の洗濯機で脱水をすることが出来れば洗えます。

ギャッベは接着剤など使わず、天然素材で作られているため、何度も水洗いして長く使って頂けます。そしてギャッベを洗うこと自体は簡単です。冷たい水に洗剤を溶かし、ブラシでこすって、水でよくすすぎます。ただし、ご家庭でギャッベを洗う場合については、洗濯機に入れて脱水できるサイズのギャッベまでが現実的です。それ以上の大きなサイズのギャッベは絨毯クリーニングに出してください。

注意1:洗濯機が縦型の場合には脱水にかけられますが、ドラム式の洗濯機は中身が片寄って、槽内のバランスが悪いとエラーをおこして脱水運転が出来ません。ギャッベは濡れるとかなり重くなる上に、サイズによっては槽内に均一に置くことが難しいため、ドラム式洗濯機は避けた方が無難です。

注意2:脱水しないギャッベは水をたくさん含んで、日本のような湿度の高い気候では一日二日で乾きません。水分たっぷりのまま長時間経つと、色がにじんだり、形が歪んだり、また途中で天気が悪くなってさらに湿った状態が続くと悪臭が出たり、手触りが硬くなったりして、キレイに仕上がらない場合がありますので、脱水しないで乾かすことは避けた方が無難です。


・絨毯クリーニング専門店へ依頼すれば楽々安心。

上記のように特にサイズの大きな絨毯を設備の無いご家庭で洗うのはなかなか骨の折れる作業で失敗のリスクも伴います。手織りじゅうたん専門のクリーニング店へ依頼することをご検討ください。当オリエンタルムーンでも手織り絨毯に特化したクリーニングやメンテナンスを行っております。


■当店の絨毯クリーニングについて

一枚一枚の状態を確認してオーダーメイドに近い作業をしております。失敗の不安なく任せられることはもちろんのこと、個々のお客様の気になるところにフォーカスして仕上げております。イランから取り寄せた道具を使用して行う本格的なイラン式洗いから、クイックコースまで、絨毯の状態やご予算に合わせて、3つのコースがあります。お気軽にご相談ください。

・クリーニングの頻度は?

使い方によるので、一概には言えません。ギャッベは定期的に、もしくは頻繁に洗う必要はありません。汚れが目立ったり、匂いや感触が不潔に感じるようになったら洗う感じで良いと思います。リビングや玄関マットなどは、5年以上経ってからクリーニングを検討される方が多いです。

 

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